研究課題/領域番号 |
18K17868
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
小野寺 英孝 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (10449390)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | スポーツ脳振盪 |
研究実績の概要 |
第29回日本臨床スポーツ医学会学術集会(北海道)に参加し、脳振盪に関する報告は全て出席し知識のアップデートをはかった。明治大学の研究者と意見交換を行い、当大学スポーツ医学教室との共同研究の方向性を確認した。教育セミナーでは倫理規程の確認、特に介入研究のデザインと倫理的規範を確認しました。International Stroke Conference 2019(米国2019.2.6~8.3日間)に参加し聴講した。本会参加の目的は眼球運動含む神経症候および意識の変容の基礎医学含む研究状況と脳卒中急性期のプレホスピタルシステムを脳振盪領域に転換すべく情報収集を行なった。第42回日本脳神経外傷学会 平成31年3月8日~平成31年3月9日( 2日間)淡路夢舞台国際会議場(兵庫)にて口演での演題発表「スポーツ関連脳振盪における眼球運動測定による定量化の試み 小野寺英孝1) 藤谷博人2) 内田将司3) 田中雄一郎3) 聖マリアンナ医科大学 横浜市西部病院 脳神経外科1) 聖マリアンナ医科大学 スポーツ医学2) 脳神経外科3)」を行った。本研究のスタディデザインの発表と現状の報告を行った。多数の質問をいただき研究の修正追加等のアドバイスを拝聴した。本研究領域のスポーツ脳振盪を研究している方々と有意義な討論が行えた。研究の方向性を支持いただき、今後の展開及び多施設共同研究のロードマップを作成できた。教育セミナーに出席した。今回出席した日本脳神経外傷学会は、本邦における脳神経外傷のメインの学会であり、その中にスポーツ関連脳振盪の委員会も組織されている。年一回開催の大規模なものであり、自身の科研費で行う研究のメインの学会となり毎年発表を行う予定である。また研究テーマである脳振盪研究の第一人者が揃うことより今後の研究継続に多大なる影響を及ぼすものである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現在予定通りに研究が進捗している。聖マリアンナ医科大学病院での活動のみならず、聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院にて脳振盪外来を開設し患者の臨床研究を開始させた。今後近隣クリニックでの研究に拡大する予定である。 コントロールで収集したデータに脳振盪患者が含まれており望外に良好なデータが査収できた。仮説通りの眼球運動障害が確認できたことより今後は脳振盪の診断基準を平易にし、より多くの偽脳振盪患者のデータを収集する予定である。
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今後の研究の推進方策 |
当初の予定通りに研究を遂行する。今後は近隣大学の体育会などとの協調を行うことで研究対象を拡大し、偽脳振盪症状の可視化を研究として推進する予定である。測定場所について拡大をする必要があり、本学生命倫理委員会に対し申請をし、承認を得てから行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
使用機器の故障などがなく、メンテナンスおよび機器貸与は次年度に行うこととなった。 当初予定していた使用機器のメンテナンス、機器貸与を行う必要がなくなったことから次年度使用額が生じた。次年度は機器のメンテナンス、機器貸与に使用を予定している。
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