研究課題/領域番号 |
18K17868
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
小野寺 英孝 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (10449390)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | スポーツ脳振盪 / 栄養管理 |
研究実績の概要 |
第30回日本臨床スポーツ医学会学術集会(神奈川)に参加し、脳振盪に関する報告は全て出席し知識のアップデートをはかった。他研究者と意見交換を行い、当大学スポーツ医学教室との共同研究の方向性を確認した。教育セミナーでは倫理規程の確認、特に介入研究のデザインと倫理的規範を確認した。International Stroke Conference 2020(米国)に参加し聴講した。本会参加の目的は眼球運動含む神経症候および意識の変容の基礎医学含む研究状況と脳卒中急性期のプレホスピタルシステムを脳振盪領域に転換すべく情報収集を行なった。第78回日本脳神経外科学会総会にて講演発表を行い研究の進捗および方向性を報告した。本研究のスタディデザインの発表と現状の報告を行った。多数の質問をいただき研究の修正追加等のアドバイスを拝聴した。本研究領域のスポーツ脳振盪を研究している方々と有意義な討論が行えた。研究の方向性を支持いただき、今後の展開及び多施設共同研究のロードマップを作成した。引き続き研究成果を第43回日本脳神経外傷学会(神奈川)にて発表予定であったが、学会が中止となった。日本脳神経外傷学会は、本邦における脳神経外傷のメインの学会であり、その中にスポーツ関連脳振盪の委員会も組織されている。年一回開催の大規模なものであり、自身の科研費で行う研究のメインの学会となり毎年発表を行う予定である。また研究テーマである脳振盪研究の第一人者が揃うことより今後の研究継続に多大なる影響を及ぼすものである。7月にミネソタ州で行われる米国神経学会のSports related concussionに発表予定である。また研究の一端として脳振盪からの回復を早めるアプローチとして栄養管理についての方法を開始した。特に脳卒中リハビリテーションを中心に展開をしており急性期のタンパク摂取を研究開始した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
症例数の確保に難渋していることによりデータが不足しているため。
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今後の研究の推進方策 |
勤務先で開始したスポーツ脳振盪外来の継続を通しデータを蓄積していく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
機器のメンテナンスに関して費用が少なく済んだこと、さらに論文執筆に際しネイティブチェックに進むタイミングが年度を跨いだため繰越となった。
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