• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 実績報告書

運動制御における重力利用の検証

研究課題

研究課題/領域番号 18K17872
研究機関日本福祉大学

研究代表者

山本 真史  日本福祉大学, スポーツ科学部, 助教 (40736526)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
キーワード運動制御 / 重力
研究実績の概要

私たちが運動を遂行する際,重力(1G)は私たちの身体を鉛直下方向へ牽引するが,私たち(中枢神経系)はその牽引作用を考慮することで巧みな運動制御を可能にしている.種々の先行研究において,私たちは重力の牽引作用を単に考慮して運動制御するだけでなく,その作用を活かして運動制御していることが示唆されている.特に鉛直方向への運動課題において,重力の牽引作用を利用することで,方向特異的な(鉛直方向間で異なる)キネマティクスを生むことが示唆されている.
2019年度は,運動制御における重力利用についてより一層の理解を図るべく,鉛直上下方向への上肢運動を課題とする実験に取り組んだ.実験参加者は,鉛直上下方向に設置されたターゲットに対して,3つの運動速度(高速,中速および低速)での到達運動課題を行った.実験参加者による上肢運動の様子をモーションキャプチャシステムで測定した(行動学的観点からアプローチ).その結果,鉛直上下方向(および運動速度条件)間で,キネマティクスの相違を確認することができた.また,運動に伴う筋の活動も測定し(生理学的観点からアプローチ),鉛直方向への上肢運動において,重力がどのように利用され得るかについて検証を行った.
なお,2018年度には本研究に関連する先行研究のレビューを行い(「心理学ワールド84号」にて公開),2019年度には実験を遂行した.本研究期間を通して,運動制御における重力利用に関する知見を蓄積することができた.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020 2019

すべて 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] 鉛直方向への上肢運動制御における生理学的機序2020

    • 著者名/発表者名
      山本真史,久代恵介,荒木雅信
    • 学会等名
      第15回「空間認知と運動制御」研究会学術集会(誌上開催 )
  • [学会発表] 巧みに動きを制御するということ2019

    • 著者名/発表者名
      山本真史
    • 学会等名
      2019年度神戸学院大学心理学部学術講演会
    • 招待講演

URL: 

公開日: 2021-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi