研究課題/領域番号 |
18K17886
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研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
田辺 弘子 青山学院大学, 理工学部, 助教 (60780666)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 運動制御 / ロコモーション |
研究実績の概要 |
当該年度は2020年8月末まで育児休業中であったため、2020年9月より研究を再開した。 本研究の目的である「身体運動の美醜判断に関与する運動制御・認知メカニズムの解明」にあたり、研究1では動作主体の運動制御メカニズムの解明、研究2では 客体の認知的な美醜判定メカニズム、研究3では研究1と2を統合した人工的な美醜歩行運動生成モデルの構築を計画している。 当該年度は、研究2において被験者100名程度を対象としたオンラインアンケート調査を実施する予定であったが、研究システム(被験者リクルートおよび動画提示サイト作成)構築において業者の相見積もりが必要となり、その際に複数業者が見つからず本研究機関の担当者からも(相見積もりを取ることが可能な業者に関する)回答が得られなかったため、研究が頓挫した状態となっている。 今後も、オンラインでのアンケート調査が厳しいようであれば、時間はかかるが実験室レベルで実験を行うことを検討している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
オンラインアンケート調査のためのシステム構築のための事務的手続きに大幅に時間がかかったため。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、研究2の心理実験「客体による身体運動の美醜判断」を行う。 研究2の心理実験は被験者1名あたりに要する時間が比較的長く(30秒 の歩行アニメーショ ンを68回)、心理実験では多くの被験者を要する(100名程度を予定)ことからオンラインでの調査を予定していたが、既に事務的な手続きによる遅れが生じているため、実験時間は大幅にかかるが実験室での実験を予定している。 なるべく多くの被験者による評価実験を同時平行で行うことができるようにするため、アニメーションの呈示を複数のタブレットを用いて行う、あるいは大きなモニタを用意するなどの実験の実施方法を工夫する必要がある。研究1の内容をまとめた論文を投稿する。
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次年度使用額が生じた理由 |
当該年度は育児休業による研究の中断および事務手続きに想定以上の時間がかかったことにより次年度使用額が発生した。 次年度の使用計画としては当該年度に使用を予定していた物品を購入する予定である。
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