(1)皮質-視床モデルを用いた焦点性てんかんの物理学的モデルの構築、(2)睡眠段階時系列データからの概日リズム・超概日リズム抽出手法の提案、(3)認知症パーソンセンタードケアへの唾液アミラーゼ測定の有用性提示、を実施した。(1)では、物理学における相転移理論に倣うことで、モデルベース型の立場から焦点性てんかん発作について理論構築を行った。(2)では、睡眠段階を名義尺度として潜在的意味解析を行うことで、データ駆動型の立場から概日リズム・超概日リズムの新しい抽出法を提示した。(3)では、縦断データを個人ごとに解析することが、疾患者の個性に応じたケアを実施する一助になることを示した。
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