稀少疾患である先天性上肢欠損は欠損側全体の骨関節や筋肉の低形成、発育異常を認める。非侵襲的評価法である超音波画像診断装置を用いて本疾患の筋肉や関節の状態について解剖学的評価を行い、その異常の有無を判断することを目的として実施し、その特徴を明らかにした。 本邦で筋電義手を始めアクティビティ用義手を導入することで、スポーツや課外活動への参加を容易にし、義手の使用の動機づけや装着率も向上する。我々は小児の発達に及ぼす影響について調査したところ、先天性上肢欠損児の運動スキルの低下が、機能のある義手の使用によって、改善できることを明らかにした。義手を使用した四肢の身体活動を促す意義を示すことができた。
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