研究期間全体を通じた研究の成果は以下の通りである。①山形県・東京都・福岡県で現地調査・聞き取り調査・史料の収集を行なった。②精力善用国民体育の受容者の反応について、学会発表を実施した。この成果に至る過程で、1940年に講道館で設置された研究会の活動を調査し、投稿論文として刊行した。昭和戦前期に柔道界で探求された当身技については、投稿論文として刊行した。③大東流と相生流合気柔術の伝書を比較し、合気道と大東流の連続性について考察した内容を国際学会で発表し、英語論文として刊行した。 ①と③に関して、大東流合気柔術については、収集・保存した史料をふまえ、資料集として令和5年度に刊行される予定である。
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