①疾走開始動作における全身反応時間は,年齢の増加とともに変化する傾向にあり,その全身反応時間が発生するまでの前筋運動時間や電気力学的遅延においても,発育の影響を受けていることが明らかとなった.②年齢毎,性別毎で,疾走開始動作における全身反応時間の標準値を明らかにした.これによって,年齢毎,性別毎で,身に付けるべき疾走開始動作における全身反応時間のミニマムを示すことができた.③iOS版の全身反応時間を測定・評価システムを開発した.④このスマートウォッチアプリケーションを用いて,全身反応時間を短くし,且つ,その変動係数を低下させる運動プログラムを提案し,その有効性を検証しようとした.
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