慢性的なストレスはメンタルの不調だけでなく心血管疾患、消化器疾患、メタボリックシンドロームなど様々な疾患や健康障害を増悪させ、現代社会において大きな問題となっており、ストレスへの対策は疾病予防の観点からも極めて重要である。しかし、今までストレスを客観的に評価する確立された指標は明らかにはなっていなかった。本研究で、ストレスや睡眠の質が血中の老化関連分子クロトーに影響を与えることを発見したことから、ストレス状態を示す新しいバイオマーカーとして、血清αKlothoが今後利用できる可能性があると考えられる。
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