クルクミンは抗炎症・抗酸化作用を持つ成分であり、短期的なクルクミン摂取は運動後の筋損傷の回復を早める可能性が報告されている。しかし、長期的なクルクミン摂取が筋に及ぼす影響は明らかでない。本研究では、長期的なクルクミン摂取が筋力トレーニング後の筋肥大や筋機能に及ぼす影響を検討することを目的としていたが、COVID-19のため、一部計画を変更し、大学生競技者におけるクルクミン摂取が競技現場(サッカーの試合)で起こる筋損傷に及ぼす影響について検討した。その結果、大学生競技者における試合前後のクルクミン摂取は、筋損傷に関する指標(CK、筋痛、ジャンプテスト)に影響を及ぼさないことが明らかとなった。
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