研究課題
若手研究
代表者らは、代謝性疾患や老化モデルマウスの脂肪組織でリソソーム機能異常が見られること、それに伴うオートファジー分解低下により異常ミトコンドリアが蓄積することを見出している。本研究では、骨格筋に着目し、代謝性疾患や老化モデルを用いて、リソソーム・オートファジー機能、さらには骨格筋機能に与える影響を解析した。その結果、これらマウスではリソソーム機能に異常がみられることを明らかとした。今後はこれら異常の骨格筋に与える影響を解析する予定である。
内分泌代謝
代表者らは、老化や各種病態時に、リソソーム機能低下を起因としたオートファジー制御異常が骨格筋機能に影響を与えていると考えた。これまでリソソームという視点から着目した報告は少なく、メカニズム解明により加齢による骨格筋萎縮(サルコペニア)の予防・早期介入法開発につながる。代謝機能の可塑性低下とオートファジー機能の関係を明らかにして老年病のメカニズムを解明することを目的とし、食事・運動療法のエビデンス獲得・治療への応用の端緒とすることを目標とした。