まず、本研究計画遂行の基盤として、未就学児の生活習慣・食事摂取状況・運動器機能の状況の実態把握を行うため、N市内の保育園・幼稚園と調整を行わせていただいた。N市内保育園5園と幼稚園1園からご協力いただき、各園に通園する3-6歳児を対象として、質問紙による調査および、体組成や口腔機能、運動機能に関する調査を行った。 調査結果は、記述統計を全園および各園において実施し田植えで、報告書を作成し、さらなる教育プログラムの構築へつなげていくことを確認した。全体としては、食事摂取状況においては特に適切な食塩量の摂取が課題であること、運動機能向上のための身体活動を含む生活習慣の重要性が示唆された。 また、本研究期間内では、新型コロナウィルスの流行があり、それに関連して、新型コロナウィルス流行下における子どもの食習慣やその家族の状況について検討させていただき、緊急事態宣言下の食事の質の確保の重要性が示唆された。 今後はさらに各園と連携し、実行可能性を含めながら、子どもの運動器機能発達に有用な食事・生活習慣の同定と教育プログラムの開発をすすめていきたいと考えている。
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