本研究は、身体の発達の基礎作りとなる幼児期において、N市内の保育園と協力し、身体状況・運動器機能・食事摂取状況・身体活動状況・日常生活状況の実態把握を行い、身体状況や運動器機能と関連する食事や生活習慣の検討の実施、教育プログラムの作成、を目的として検討を行った。最終的にご協力いただいた児の総数は463名であった。体幹バランスと柔軟性を鍛える遊びや運動を家庭と保育園で取り入れること、減塩を行うこと、朝食欠食をしないこと、休日に体を動かす遊びの時間を確保すること、スクリーンタイムや菓子類摂取の個別評価も有用であることが分かり、教育プログラムの作成につながった。
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