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2019 年度 実施状況報告書

システインの過剰摂取は動脈硬化を悪化させるのか

研究課題

研究課題/領域番号 18K17977
研究機関順天堂大学

研究代表者

橋本 良太  順天堂大学, 医学部, 助教 (60433786)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードシステイン / シスチン / マクロファージ / 酸化LDL / 動脈硬化
研究実績の概要

アミノ酸の一種であるシステインは、色素沈着や二日酔いの改善などのサプリメントとして広く利用されている。しかし近年、過剰なシステイン摂取が糖尿病を悪化させる可能性が報告された。我々は、「システインの過剰摂取に起因する動脈硬化の増悪の評価及び機序」ならびに「副作用を出さない最適なシステイン摂取量」を明らかにし、システイン摂取の対応策を提示することを最終目的として本研究をスタートした。
前年度の研究成果として「マクロファージの酸化LDL取込みをシスチン(システインの代謝物)が促進する」データを得たため、その作用機序を解明することが目的達成に必要な新たな課題となっていた。そこで、当該年度の研究計画は「この新たな研究課題」ならびに当初から予定していた「マウス(in vivo)にてシステインの摂取量と副作用の関係のモニタリング」を実施することであった。
しかしながら4月より研究室の体制が変わったこと、および9月に別の研究室に異動したことが原因となり、当初予定していた研究時間を確保できなかった。そのため研究が遅延しており、報告すべき研究成果は得られなかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

4月より研究室の体制が変わったこと、および9月に別の研究室に異動したことが原因となり、当初予定していた研究時間を確保できなかった。そのため研究が遅延している。

今後の研究の推進方策

本研究の最終目的は、「システインの過剰摂取に起因する動脈硬化の増悪の評価及び機序」および「副作用を出さない最適なシステイン摂取量」を明らかにし、システイン摂取の対応策を提示することである。現在、異動先での研究環境が整ったため研究を再開しており、次年度は、当該年度に予定していた「マクロファージの酸化LDL取込みをシスチン(システインの代謝物)が促進する機序の解明」ならびに「マウス(in vivo)にてシステインの摂取量と副作用の関係のモニタリング」を実施する予定である。

次年度使用額が生じた理由

「7. 現在までの進捗状況」で述べたように、当初予定していた研究時間を確保できなかった。そのため、所要額よりも実支出額が少なく次年度使用額が生じた。生じた次年度使用額は、当該年度に予定していた「マクロファージの酸化LDL取込みをシスチン(システインの代謝物)が促進する機序の解明」ならびに「マウス(in vivo)にてシステインの摂取量と副作用の関係のモニタリング」を実施するために使用する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] JAK-STAT-dependent regulation of scavenger receptors in LPS-activated murine macrophages2020

    • 著者名/発表者名
      Hashimoto Ryota、Kakigi Ryo、Miyamoto Yuki、Nakamura Kyoko、Itoh Seigo、Daida Hiroyuki、Okada Takao、Katoh Youichi
    • 雑誌名

      European Journal of Pharmacology

      巻: 871 ページ: 172940~172940

    • DOI

      10.1016/j.ejphar.2020.172940

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2021-01-27  

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