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2020 年度 研究成果報告書

改良版食品摂取の多様性得点の開発と妥当性および有用性の検討

研究課題

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研究課題/領域番号 18K17994
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所)

研究代表者

横山 友里  地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (30781231)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード高齢者 / 食品摂取の多様性 / 食事の質 / フレイル
研究成果の概要

日本人高齢者の食品摂取の多様性を評価する指標として、食品摂取の多様性得点(DVS)が開発され、地域高齢者を対象とした疫学研究や公衆衛生の現場において幅広く活用されてきた。一方、この指標は1990年代の開発以降、見直しが行われていないため、本研究では、現在の日本人高齢者の食品摂取の多様性を適切かつ簡便に評価可能な『改良版食品摂取の多様性得点(DVS)』を開発し、その妥当性およびフレイル予防に対する有用性を検証した。その結果、乳製品、その他の野菜を構成食品群として追加したMDVSは、良好な栄養素摂取やフレイルの新規発生が少ないことと関連することが示されたが、関連の程度はDVSと同程度であった。

自由記述の分野

栄養疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

現在の日本人高齢者の摂取実態をふまえ、構成食品群に乳製品、その他の野菜を追加し、改良版DVSの妥当性および有用性の検討を行った。本研究結果は、地域高齢者を対象にした疫学研究や公衆衛生の現場でDVSを活用する際の基礎資料として活用されることが期待される。一方、栄養素摂取やフレイルとの関連の観点からは、DVSと大きな違いはみられなかったことから、摂取頻度のみの定性的な評価では限界があることも考えられる。食品摂取の多様性の評価において摂取量を考慮すべきか否かについては今後更なる検討が必要である。

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公開日: 2022-01-27  

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