本研究課題では,パブリッククラウド上に構築される地理的分散BFTレプリケーションにおいて,レプリケーションを構成するレプリカの位置(リージョン)を動的に再配置することにより,効率的なレプリケーションを実現する手法の開発を目的とする.
2022年度は,2021年度に国際会議CANDAR2021で発表した状態転送手法,および,それを用いたレプリカ配置の動的再配置手法を論文としてまとめ,国際ジャーナルConcurrency and Computation: Practice and Experienceで発表した.これにより研究目的として掲げていた,クライアント配置や通信速度の変化に応じてレプリカ配置を動的に変更することで,レプリケーション性能を最適に維持する手法を実現できた.
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