• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

プロセス間負荷分散のための可変スレッド環境を提供する革新的なライブラリの開発

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18K18059
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分60090:高性能計算関連
研究機関東京大学 (2019-2022)
国立研究開発法人理化学研究所 (2018)

研究代表者

河合 直聡  東京大学, 情報基盤センター, 特任助教 (80780791)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワードDynamic Core Binding / 動的負荷分散 / MPI/OpenMP ハイブリッド並列化 / Power Aware
研究成果の概要

本件研究では、MPI/OpenMPのハイブリッドな並列環境を想定し、プロセス毎に異なるコア数を割り当てる(Dynamic Core Binding(DCB))ことで、プロセス毎の負荷の不均衡をスレッドレベルで均一化する手法およびDCB環境を提供するライブラリの開発を実施した。DCBを使用することで、負荷の不均衡があるアプリケーションの計算時間短縮または消費電力削減の効果が期待できる。実アプリケーションに適用してDCBの効果を検証した結果、スーパーコンピュータ上で最大で57%の計算時間短縮および77%の消費電力削減の効果を確認した。

自由記述の分野

高性能計算

研究成果の学術的意義や社会的意義

MPI/OpenMPのハイブリッドな並列が適用されたアプリケーションにおいて、均一な負荷分散の実現は困難な場合がある。そのようなアプリケーションに対してDCBを使用することで、負荷の均一化を実現し、計算時間短縮を実現する。また、使用するコア数を削減することで、消費電力削減も実現可能であることw確認している。DCBライブラリは簡易なインターフェイスで利用可能なため、スーパーコンピュータ上で計算されている様々なアプリケーションの計算時間短縮、消費電力削減につながると期待できる。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi