一概に感触といっても人間の感覚器は振動や剪断力などを個別に受容しており、触覚や力覚として分類される。モノの設計においても、これらを合わせた触力覚を複合的に提示する方法が必要である。本提案での目標は、個人がパーソナルファブリケーションを用いて物質的なコンテンツを作り出せる時代において、今までよりも簡単に、また今まで実現されなかった力触覚を提示する機構を設計する方法と、これらを効果的に組み立てる方法を見つけることである。技術的な方法として、容易に入手可能な永久磁石を筐体に組み込むことで、3Dモデルでの設計を可能としながら、力触覚フィードバックを設計できるようにした。
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