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2020 年度 実績報告書

深層学習モデルの判断根拠提示のための統一的方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K18106
研究機関大阪大学

研究代表者

原 聡  大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (40780721)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード機械学習 / 深層学習 / 説明可能AI
研究実績の概要

本研究では「統一的な判断根拠提示法」の確立に向けて「入出力間の影響度の計算」及び「類似データ・重要データの提示」の研究に取り組んだ。そして、これら両者の側面を併せ持った説明法として、複雑な機械学習モデルを部分的に可読化する方法を提案した。
提案した説明法では、モデルの(部分的な)可読化により、出力に影響を及ぼす重要な特徴量を説明する事が可能となった。また、可読化にルールベースのモデルを用いることで、自然に類似データを提示することも可能となった。また、提案した説明法の特筆すべき点として、可読性の度合いをユーザの好みに応じて調整できる機能がある。従来の説明法は、「入出力間の影響度の計算」「類似データ・重要データの提示」のどちらにおいても、ユーザの好みとは無関係に常に画一的な説明を提供するものであった。これに対して、提案した説明法では可読性の度合いをユーザが自由に調整することで、多様な説明を提示できるようになっている。
本研究ではさらにこのような多様な説明を"最適化"するために、可読性と説明の精度とのトレードオフを定量化したArea Under Transparency-Accuracy Trade-off Curve (AUTAC)を提案した。AUTACが最大になるように多様な説明を最適化することで、異なるユーザが異なる可読性を要求しても常に精度の高い説明を提供できるようになる。
本研究の成果は2020年度開催の国際会議に採択された。そこで2020年度は国際会議へと参加し研究成果を発表し、また参加者と意見交換を行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2020 その他

すべて 国際共同研究 (2件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [国際共同研究] Universite du Quebec a Montreal(カナダ)

    • 国名
      カナダ
    • 外国機関名
      Universite du Quebec a Montreal
  • [国際共同研究] University of Iowa(米国)

    • 国名
      米国
    • 外国機関名
      University of Iowa
  • [学会発表] Interpretable Companions for Black-Box Models2020

    • 著者名/発表者名
      Danqing Pan, Tong Wang, Satoshi Hara
    • 学会等名
      The 23rd International Conference on Artificial Intelligence and Statistics
    • 国際学会

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公開日: 2021-12-27  

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