本研究は、排熱発電システムに用いられる電力変換回路の定性的性質を解明し、回路理論の発展および将来的な排熱発電システムの実用化に資する取り組みである。電源に熱電池を有するDC-DCコンバータ(熱電用電力変換回路)は、電源と負荷をインピーダンスマッチングさせ、熱電池から最大電力を取り出す電力整合機能が求められる。2019年度中に、熱電池を有する昇圧型DC-DCコンバータへ最大電力点追従制御を実装し、回路実装に基づく性能評価を終え、本研究課題の目標を達成した。2020年度は、得られた研究成果を学術論文および国際会議にて発表した。
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