排熱から電気を発電する熱電池に関する研究は、古くから精力的に行われている。しかし、既存研究成果の多くは、熱電発電材料開発に関するものがほとんどである。一方、熱電池を有効利用するためには、負荷との電力整合のため、電力変換回路に接続する必要がある。したがって、熱電池を産業分野に普及させるためには、熱電池へ接続することに特化した(最適化設計された)電力変換回路を開発し、分野横断的に技術統合する必要があるといえる。本研究は、熱電池へ接続することに特化した電力変換回路の要素技術開発を通じて、得られた研究成果を回路理論の発展および産業分野へフィードバックする。
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