企業の入退室履歴データから社内での移動行動を定量的に観測することで、人の行動の科学的分析を行い、職場の活性化へ向けた施策へ応用した。社員を移動パターンによってクラスタリングし属性情報との関係性について分析することで、部署や性別による社員の行動パターンの違いなどの知見を得ることができた。また、共に会議に参加する人同士の関係性に着目し、会議参加ネットワークから社会ネットワーク分析を行うことで、会議参加ネットワークでの中心性の指標を社員の活躍度へ利用できる可能性を示唆する結果を得た。さらに、移動データを基に社員の移動負担度と多忙度を考慮した会議室割り当て最適化システムを構築した。
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