研究実績の概要 |
1. 学習コンテンツの開発として、深層学習を学びたい初学者のための教材を開発した。これにより、深層学習を学びたい初学者が、Pythonの基本を学びつつ、深層学習を体感できるようになった。これらを、先端バイオイメージング支援プラットフォーム(ABiS)第10回脳画像解析チュートリアルのコンテンツとして提供した。 2. 統合画像解析システム「Lin4Neuro」の継続的な改良を行った。基本OSをUbuntu 20.04にアップグレードしたうえで、様々なツールを最新化し、ユーザーインターフェースの改良も行った。WindowsユーザーやmacOSユーザーが仮想マシンとして利用できるための最適化も行った。このシステムは、ABiS脳画像解析チュートリアルのインフラとなった他、生理学研究所で開催されたSPMトレーニングコースのインフラとしても採用された。 3. コロナ禍によりできなくなったライブセミナーをどのようにe-Learningで補完できるか継続して検討した。その結果、ブログを通しての教材提供、Zoom, Teams, WebExなど、ビデオ会議システムを上手に使ったサポート、Slackを通したサポートの組み合わせにより、対面とほぼ同等の効果が得られることが明らかとなった。 4. 解析サポートとして、脳構造画像、脳機能画像MRI、拡散MRI画像に対し、それぞれ様々なソフトウェアを用いた解析の手法を伝えることにより研究者の解析をサポートした。その結果、多くの研究者の論文公開に寄与することができた。
|