2020 年度実績報告書

ボーキサイト採掘による大気、水、土壌圏の水銀汚染と将来的な水銀溶出リスクの評価

研究課題

研究課題/領域番号	18K18207
研究機関	高知大学
研究代表者	小崎大輔高知大学, 教育研究部総合科学系複合領域科学部門, 講師 (60802535)
研究期間 (年度)	2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード	簡易分析 / 水銀 / 土壌採掘 / 土壌環境 / ボーキサイト / 水圏環境
研究実績の概要	本年度は、コロナウイルスによる影響もあり、現地調査が困難であったことから、現地調査と並行で検討を実施していた水銀の簡易分析技術の開発を推進した。2020年3月に特許出願が完了した簡易水銀分析装置の論文化を推進し、英国王立化学会の発刊するAnalytical Methods（IF. 2.596）に『Simple mercury determination using an enclosed quartz cell with cold vapour-atomic absorption spectrometry』として掲載され、内容及び方法論としての新規性が評価され、表紙及び『Analytical Methods HOT Articles 2021』に採用された。加えて、当該研究内容の更なる推進を目指し、国立研究開発法人科学技術振興機構（JST）によるA-STEP（トライアウト）事業に『完全閉鎖セル式水銀還元気化法を用いた簡易水銀測定キットの開発』という題目で採択された。

(2件)