研究課題
若手研究
本研究では、3次元空間に配置される複数の照明機器から構成される照明システムの構築を行った。これは、複数の照明機器が自律分散的に3次元位置やON/OFFパターンを決定することで、空間全体の明るさの分布(照度分布)を制御するものである。空間内に自由に配置可能な照明ユニットを複数台導入し、それらを互いに協調させて3次元空間ないの照度分布を制御する手法を開発した。また、1/8スケールの実験装置を製作し、実機実験を行った。
システム工学
本研究では、次世代型の照明システムを実現するため、3次元移動機能を備えた照明機器の開発と、自律分散的に行動(位置とON/OFFパターン)を決定する制御アルゴリズムの構築に取り組んだ。従来、天井や壁に固定されていた照明に移動機能を付加することで、環境の変化に応じて自律分散的に移動させることにより生活空間の光環境デザインを可能としている。本取り組みは、生活空間の知能化を加速し、QOL(Quality of life)の向上へとむすびつくものである。