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2021 年度 実績報告書

レドックスイメージングによる病態解明を目的としたNASH非侵襲的診断法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K18399
研究機関日本医科大学

研究代表者

中田 亮輔  日本医科大学, 医学部, 助教 (70614759)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードNASH / 肥満 / レドックス
研究実績の概要

本研究では生体内レドックス状態を動的核偏極磁気共鳴画像(DNP-MRI)で評価することで非アルコール性脂肪肝疾患/非アルコール性脂肪肝炎(NAFLD/NASH)の病態発症、進展を正確に診断するための技術開発を目的としている。平成28年度ではメチオニン-コリン欠乏食餌をあたえたNAFLD/NASH病態モデルマウスを対象にして病態の進行とともにマウスの生体内レドックス状態の変化をin vivo DNP-MRIで捉え、レドックス状態が病態を反映していることを示してきた。平成29年度はそのメカニズム解明を試みるために詳細な検討を行った。その結果、in vivo DNP-MRIで検出されたレドックス状態の変化が肝細胞レベルでも同様の変化が生じていることが確認され、統計解析の結果、病態モデルマウスの病態進行ならびにin vivo DNP-MRIで得られた結果と相関性が認められることを示すことができた。さらには、NAFLD/NASHの病態発現の原因として細胞内のミトコンドリアに機能異常が生じていることが示唆されているが、ミトコンドリア自体のレドックス状態についても肝細胞から単離したミトコンドリアを用いて評価を行った。電子伝達系に関連した基質の有無やKCN存在下でのミトコンドリアレドックス代謝に関する評価をおこない、電子伝達系の活性とレドックス代謝の相関性がしめされ、病態発現時にはミトコンドリア電子伝達系に機能異常がおこりレドックス代謝に影響を与えていることが示唆された。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (5件)

  • [雑誌論文] Relationship between recovery from stigma and achieving re-employment after bariatric and metabolic surgery: A case report and reviews.2022

    • 著者名/発表者名
      Ryosuke Nakata, Nobuhiko Taniai, Naoto Chihara, Hideyuki Suzuki, Hiroshi Yoshida
    • 雑誌名

      Journal of Nippon Medical School

      巻: ー ページ: ー

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 術中内視鏡併用腹腔鏡下スリーブ状胃切除術2022

    • 著者名/発表者名
      中田亮輔 千原直人 谷合信彦 吉田寛
    • 学会等名
      第39回日本肥満症治療学会
  • [学会発表] 当院におけるBariatric and Metabolic Surgeryの治療成績と患者フォローアップの現状2021

    • 著者名/発表者名
      中田亮輔 千原直人 谷合信彦 吉田寛
    • 学会等名
      第76回日本消化器外科学会総会
  • [学会発表] 当院におけるBariatric and Metabolic Surgery導入初期の治療成績2021

    • 著者名/発表者名
      中田亮輔 千原直人 谷合信彦 吉田寛
    • 学会等名
      JDDW2021
  • [学会発表] 肝硬変を合併した非アルコール性脂肪肝炎に対する腹腔鏡下スリーブ状胃切除術の一例2021

    • 著者名/発表者名
      中田亮輔 千原直人 谷合信彦 吉田寛
    • 学会等名
      第28回日本門脈圧亢進症学会総会
  • [学会発表] 術中内視鏡併用腹腔鏡下スリーブ状胃切除術の利点2021

    • 著者名/発表者名
      中田亮輔 千原直人 谷合信彦 吉田寛
    • 学会等名
      第34回日本内視鏡外科学会総会

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公開日: 2022-12-28  

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