本研究では、高齢運転者の適性評価を簡便に行う方法として、有効視野測定法の一つであるVFIT-Cの妥当性検証を若年者に対して実験を行い、既に実車成績との関連があるVFITとの並存妥当性を示した。加えて高齢運転者での調査も行い、健康で運転に問題を認めない高齢者には容易かつ、安心して取り組める課題であることが明らかになった。また、有効視野の重要性を学会や論文で示し続けたところ、国内では政府広報に取り上げられ、海外でもその重要性を示すことが出来た。訓練や指導でVFITを生かす方法についてはCovid-19の影響で検証が困難であった。
|