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2020 年度 実施状況報告書

中枢性運動障害者の不随意運動を含む動作からの随意運動抽出手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K18425
研究機関国立障害者リハビリテーションセンター(研究所)

研究代表者

高嶋 淳  国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 研究所 福祉機器開発部, 研究員 (90711284)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード運動障害 / 力覚提示
研究実績の概要

本研究は,脳神経障害による重度の中枢性運動障害がある者の随意運動,特に電動車椅子操作を目的動作とした運動計測を実施し,不随意運動を含む動作から随意運動を分離する手法を構築することを目的としている.当初の予定では[1]対象者の運動を計測できる機器の作製,[2]操作を提示するプログラムの作製,[3]被験者実験によるデータの収集と解析があった.
本年度は[3]を実施すべく準備を進めた.前年度で可変な力提示できるジョイスティックを用いて健常者実験による評価を行った.その結果,ジョイスティックのサイズ,重量,剛性不足による反力提示の精度に問題があることが分かった.そのため,本年度は再度設計をし直し,内部構造を見直すことで発揮性能は据えきつつもサイズを縮小し,剛性を確保することができた.これにより,電動車椅子に用いられている一般的なジョイスティックと同等のサイズ感の力覚提示ジョイスティックが実現できた.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本課題は本年度終了予定であったが,COVID-19の影響により当初予定していた被験者実験が実施できなかった.

今後の研究の推進方策

被験者実験が遂行できなかったため,研究期間を延長した.
また,本研究では重度の障害者を対象としているがそのままでは被験者実験は本年度も実施できない可能性が十分あるため,COVID-19の影響が比較的少ない障害の軽い,軽度の障害者にも対象を拡大することで対処する.

次年度使用額が生じた理由

Covid-19の影響により,学会参加および被験者実験が制限されたため,支出額の相違が発生した.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 脊髄損傷者の体調理解に向けた生理計測と体調評価指標の解析2021

    • 著者名/発表者名
      安達拓生,高嶋 淳,倉林 大輔,眞田 一志,冨安 幸志,矢田部 あつ子,鈴木 豊子,樋口 幸治,谷本 義雄,緒方 徹
    • 学会等名
      第33回自律分散システム・シンポジウム

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公開日: 2021-12-27  

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