今後の研究の推進方策 |
平成31年度は、短期評価にてWBの環境との整合性と安全性を確認後、長期実証試験にてユーザビリティを検証する。ユーザビリティには有効性、効率、満足度が含まれる(ISO9241-11,1998)。有効性については、期間中の使用日数や周辺症状の出現回数について記述式の調査用紙を作成し、聴取する。効率については、短期実証試験で使用した「眠りSCAN」にて睡眠時間を測定する。満足度については、System Usability Scale(以下、SUS)を用いる。SUSは1986年にJohn Brookが開発した10項目の質問紙であり、2013年までに1200件を超える論文で使用されている(Brook, 2013)。これらのデータをWBの介入前後で比較し、機器の使用効果について検証する。実施期間は、介入前4週間、介入後4週間の合計8週間とする。被験者数は、短期評価と同様に30名を予定している。
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