二点識別覚の延長とダブルフラッシュテストの正答数は、認知症の確立したリスク因子である年齢、性別、短い教育歴とは独立して認知機能検査得点と関連した。この関連は、海馬の体積とも独立であった。ながはまコホートで収集した様々な臨床情報のうち、皮膚蛍光法で測定したAGEsの蓄積が認知機能検査得点と有意な負の関連を示した。二点識別覚とダブルフラッシュテストの検査結果は、AGEsとも独立して認知機能検査得点と関連した。認知症疑に対するROC解析から、ダブルフラッシュテストの正答数は一定の識別能力を持つことが示された。
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