研究課題
挑戦的研究(萌芽)
フレイルは、改善の見込みがあるものとされている。フレイルの予防やフレイルからの改善を目的とする場合に、どのような活動がフレイルと関連しているかについては、十分に明らかにはされていなかった。本研究により、フレイルである場合、身体活動だけでなく、日常生活における様々な活動の実施が減少することが示された。さらに、フレイルからの改善に対して、これらの活動を積極的に行うことが関係していることが示された。
老年医学
地域在住高齢者に対する介護予防事業に資する取り組みを行う場の一つとして、地域に根差した「通いの場」への参加と継続を促進することが重要な課題とされている。フレイルは、介護予防のために積極的にアプローチすべき状態である。そのため、フレイルに対し、身体活動だけでなく、知的活動や社会活動など多様な活動を行うことが、フレイルの改善に寄与できるかもしれないことを示唆できた点が、本研究の意義と考えられる。