研究課題/領域番号 |
18K18474
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分1:思想、芸術およびその関連分野
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
直江 清隆 東北大学, 文学研究科, 教授 (30312169)
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研究分担者 |
高浦 康有 東北大学, 経済学研究科, 准教授 (00340216)
金光 秀和 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (50398989)
上杉 繁 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (80350461)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2023-03-31
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キーワード | 集団志向性 / 集団責任 / 技術哲学 / 設計の倫理 |
研究成果の概要 |
本研究は、技術をめぐる営みを集団という観点から哲学的・倫理学的に分析した本研究では、人工物を介した人間関係についての理論的検討作業と現実に集団志向性が問題となる現場調査を行い、両者を照合して(1)人工物を介した集団志向性に関する理論的確立、(2)技術に関する責任構造(集団責任、役割責任や共同責任など)の解明、(3)日本型の技術、設計の特有性と一般性の提示、の3点を解明を行った。本研究により、認知者・使用者・設計者間の共同性の成立機制が解明され、組織における責任に関する研究の足がかりを得ることがができた。
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自由記述の分野 |
哲学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
組織における志向性、組織責任に関する研究は、経営学、倫理学、哲学、工学など多様な分野にわたる。哲学や倫理学における抽象的な理論と現場の知や実践とどのように組み合わせ、議論の発展に繋げるかは、長年の課題だった。本研究は、多分野のアプローチを総合することで、そのための端緒を開き、今度のこの領域の発展の基礎作りをすることができた。
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