研究課題/領域番号 |
18K18479
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研究機関 | 東京藝術大学 |
研究代表者 |
山田 健二 東京藝術大学, 大学院映像研究科, 研究員 (80771899)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2023-03-31
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キーワード | ポスト・スノーデン時代 / 大量監視社会 / 社会運動における芸術表現 / ソーシャリー・エンゲイジド・アート / 映像芸術 / 映像論 / 現代美術 / メディア論 |
研究実績の概要 |
2021年度年度の研究活動は前年度から続くコロナ禍の影響により日米比較研究の米国現地での活動や国内の研究期間への立ち入りが不可能及び困難であったため、基本的に2018年度から2019年度までの資料の精査や関連一次資料の取得や、それに対する自身の論考や史実や世界情勢との比較の精査、各研究機関、大学、文化施設での発表活動を行った。 発表や研究活動においては大量監視社会の歴史的意味合いの、よりユニークな定義付けを探るため、2013年以降に開発された(市民のビックデータ監視を活用した)犯罪予知システムに対するアーティストや活動家の作品や実践にフォーカスして活動を進めた。又ニューヨークを拠点とする大量監視社会研究について世界的に著名なジャーナリズムである「the Intercept_」や人権団体であり非政府組織の「Amnesty International」および「Amnesty Tech」に所属するフォトジャーナリストやセキュリティ系の技術者との交流の中で今回の研究の意義や、コロナ禍以降の研究の展開の展望についてのフィードバックを得ることでこの研究課題のより精度の高い結論の所在を確認することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍の影響により日米比較研究の米国現地での活動や国内の研究期間への立ち入りが不可能及び困難であったため
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今後の研究の推進方策 |
米国現地での一次資料の収集と研究の最終的な帰着とカナダの学会「Surveillance & Society」や諸学会での発表活動、論集・論考の出版活動等。
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次年度使用額が生じた理由 |
映像の一次資料をより効率的に扱うためにコンピューターが必要であった。一次資料に限らず研究資料の収集と編集、執筆活動に使用する計画である。
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