研究課題/領域番号 |
18K18501
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分2:文学、言語学およびその関連分野
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
前田 佳一 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 准教授 (70734911)
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研究分担者 |
日名 淳裕 成城大学, 法学部, 准教授 (40757283)
杉山 有紀子 慶應義塾大学, 理工学部(日吉), 講師 (70795450)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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キーワード | オーストリア文学 |
研究成果の概要 |
本研究は1945年から1960年代までオーストリアが「文化国家」として復興していくに際して文学がいかなる役割を果たしたのかについて、A.「『オーストリア』イデオロギーの残存」、B.「『暗い時代』の文化状況の残存、C.「冷戦下の文化をめぐる闘争」 、D.「新世代と旧世代のせめぎ合い」、E.「女性作家の台頭」という五つのサブテーマに沿った形で,主に首都ウィーンと,独自の文化的状況が存在した地方都市ザルツブルクの両都市を比較した。
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自由記述の分野 |
ドイツ語圏文学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は文学を主たる対象としつつも,狭い意味での文学研究の手法にはとらわれず,文化政策研究,メディア論,記憶論,ジェンダー論等の多角的・総合的な視点からアプローチを行なった。またオーストリアが敗戦後の状況からいかにして文化的復興を成し遂げたのかというテーマは, 同じく敗戦国であった日本の状況とも比較可能であり,本研究の成果は研究者間のみならず 広く日本社会一般にアピールされるべき応用可能性を有する。
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