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2019 年度 実績報告書

多様な地理パターンの定量的自動抽出手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K18535
研究機関東京大学

研究代表者

貞広 幸雄  東京大学, 大学院情報学環・学際情報学府, 教授 (10240722)

研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2020-03-31
キーワード地理パターン / 統計学 / 点分布
研究実績の概要

特徴的な地理パターンの抽出は,地理学における重要な研究手法の一つである.そのため典型的地理パターンについては,効率的に抽出・検定する定量的手法が数多く開発されてきている.しかし,地理学で扱う地理パターンは遙かに多様であり,既存手法で抽出できる地理パターンは限定的である.そこで本研究では,より多様な地理パターンを抽出する新たな定量的手法を開発した.統計学的枠組みを利用し,様々な確率現象を仮定することで,既存手法にはない拡張性を確保した.
具体的には,空間スキャン統計量の考え方を援用し,各地点の周辺地域を仮定,その内外での空間現象の差異を評価している.内外2つのモデルは最尤法を用いて推定し,対数尤度比を差異の大きさを表す指標として用いている.
結果の可視化については,対数尤度比を色彩の明度或いは彩度,差異の性質を色相によってそれぞれ表現し,地図として表現する方法を提案している.この方法により,差異の程度と同時にその性質も把握することができる.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Analysis of the appearance and disappearance of point objects over time2019

    • 著者名/発表者名
      Sadahiro, Y
    • 雑誌名

      International Journal of Geographical Information Science

      巻: 33 ページ: 215-239

    • 査読あり

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公開日: 2021-01-27  

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