研究課題
挑戦的研究(萌芽)
健常者と共に障がい者が地域でのイノベーションに加わり、新しい価値を創造することが求められている。そこで「バリアバリューの考えに基づくイノベーション学」の創出に挑戦し、大学が拠点となって、デザインなどの専門家、自治体、障がい者施設、障がい者本人、健常な大学生が協力してイノベーションを生み出すための持続的な共創の場を構築した。また障がい者の責任感を引き出し作業効率を上げた実際の事例を調査し、待遇の改善、明確な評価が重要であることを示した。
障がい者のための支援工学
芸術の才能に溢れた人とは違うそれ以外の圧倒的多数の平凡な障がい者の何気ない落書き、工作等の作品から、世界水準のデザイン教育を受けた本学学生が学際的な専門家チームの指導の下で、メンバー独特の個性、創造性をメンバーの親や家族等と共に掘り起こし、高い水準のデザインを共創すること。また作業所内での様々なバリアを解決するアイデアを斬新な機能として具現化する。これにより作業所から生まれるデザインや機能を作業所発の新製品へ応用する等、経済的価値の共創の場を実現することに社会的な意義がある。