研究課題/領域番号 |
18K18637
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
岩永 恭雄 信州大学, 教育学部, 名誉教授 (80015825)
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研究分担者 |
宮崎 樹夫 信州大学, 学術研究院教育学系, 教授 (10261760)
村松 浩幸 信州大学, 学術研究院教育学系, 教授 (80378281)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2023-03-31
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キーワード | 学習ゲーム / 子ども用【編集ー共有】システム / 主体的・対話的で深い学び |
研究実績の概要 |
本研究の目的は,ネットワーク環境で主体的・対話的で深い学びを実現するために,学習ゲームと,子どもによるゲームの【編集ー共有】システムを開発することである。ネットワークの活用により一般の家庭のみならず,NPO等による「不登校児の居場所」でも学習の機会を保証することができるようになり,教科の特質に基づく学習ゲームによって,「深い学び」を実現し,学習ゲームの編集と共有によって「主体的・対話的な学び」を実現する。 本研究の目的「ネットワーク環境で主体的・対話的で深い学びを実現するために,学習ゲームと,子どもによるゲームの【編集ー共有】システムを開発する」ことを達成するために,次の二つの下位目的の達成に取り組む。下位目的1:開発済みのコンテンツをもとに,学習ゲームを開発する。下位目的2:子ども用ゲームの【編集-共有】システムを開発する。 2021年度は,下位目的2「子ども用ゲームの【編集-共有】システムを開発」に関して,子どもによる解決過程をアクセスロゴとしてWeb上に蓄える仕組み(Webトラッキング)に伴う次の課題のに取り組んだ:a. 解決過程を把握するために必要となる情報の選別/ b. 解決の開始と終了を確認するためのインタフェースの修正/c. 分析に際し,解決過程の把握と再現が可能となるための表現様式の選定。その結果, 課題aとbについて解決の開始,過程,修了の把握に必要な情報の選別し,システムに実装した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
・アクセスロゴをWeb上に蓄える仕組み(Webトラッキング)の開発において,解決過程の把握に必要な情報の選別とシステムへの実装に想定以上の試行錯誤を繰り返すことになった。 ・コロナ禍により生徒による検証について学校からの許可を得られず,実施できなかった。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度は,下位目的2「子ども用ゲームの【編集-共有】システムを開発」に関して,子どもによる解決過程をアクセスロゴとしてWeb上に蓄える仕組み(Webトラッキング)に伴って残された課題「解決過程の把握と再現が可能となるための表現様式の選定」の解決に加え,子どもによるコンテンツの【編集-共有】システム開発に取り組む。
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次年度使用額が生じた理由 |
2021年度にアクセスロゴをWeb上に蓄える仕組みの開発で想定以上の試行錯誤を繰り返す必要が生じ,解決過程の把握と再現が可能となるための表現様式の選定に取り組むことができなかった。この点に加え,子どもによるコンテンツの【編集-共有】システム開発に2022年度に取り組むため。
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