研究課題
本年度、問題診断克服型FDモデルの開発-教員の研究指導能力向上を目指してに関わる次の研究活動を行った。1.看護学系教員の問題診断克服型FDモデルの開発:本研究は、質的帰納的に看護学の修士論文指導に携わる教員が直面する問題32種類を解明した。前年度、その結果に基づき、問題診断克服型FDモデルの開発に必要不可欠な問題診断尺度-看護学研究(修士論文)指導用-の信頼性と妥当性を全国調査データに基づき確認した。その結果、20質問項目からなる問題診断尺度-看護学研究(修士論文)指導用-が開発できた。今年度、開発した20質問項目からなる問題診断尺度-看護学研究(修士論文)指導用-を用いたFDモデルを考案した。2.教育学系教員の問題診断克服型FDモデルの開発:前年度、問題診断克服型FDモデルの開発に必要不可欠な教育学系教員の問題診断尺度開発のため、その基盤となる修士論文指導に携わる教員が直面する問題の一般化に向け、教育学系教員24名の半構造化面接のデータを収集した。今年度、収集した24名個々のデータ分析の結果と全体分析の結果、質問紙法により収集したデータを分析し明らかになった教育学の修士論文指導に携わる教員が直面する問題28種類と照らし合わせ、一般化できる教育学系教員が修士論文指導上直面する問題を解明した。今後、解明した教育学系教員が修士論文指導上直面する問題に基づき、教育学系教員が修士論文指導上直面する問題を診断するためのチェックリストを作成する。また、作成したチェックリストを用いたFDモデルを考案する。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)
千葉看護学会会誌 = Journal of Chiba Academy of Nursing Science
巻: 28 ページ: 39~47
10.20776/S13448846-28-2-P39