• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 実施状況報告書

顔貌の特異性が先天性疾患児と養育者に与える長期的影響の解明と心理学的支援開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K18661
研究機関共愛学園前橋国際大学

研究代表者

松本 学  共愛学園前橋国際大学, 国際社会学部, 教授 (20507959)

研究分担者 齋藤 昌利  東北大学, 医学系研究科, 教授 (00451584)
菅原 準一  東北大学, 医学系研究科, 教授 (60280880)
今井 啓道  東北大学, 医学系研究科, 教授 (80323012)
三浦 千絵子  東北大学, 大学病院, 医員 (80509240) [辞退]
遠藤 利彦  東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (90242106)
本島 優子  山形大学, 地域教育文化学部, 准教授 (10711294)
研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2023-03-31
キーワード唇顎口蓋裂 / アピアランス / 先天性疾患 / 心理社会的支援 / 可視的差異
研究実績の概要

本研究は、先天性疾患における顔貌の特異性が養育者・患児に与える影響を発達の早期段階から縦断的に調査するとともに、得られた知見による臨床発達心理学的支援開発を目的として実施されている。昨年度(2021年度)は、2020年度と同様、新型コロナウイルス感染症流行の影響を受けて、感染予防のために大学病院での対面での調査研究および心理学的支援が不可能となる事態におちいってしまった。幸いにも当センターでの患児・家族への心理学的支援については、形成外科医師・看護師と 密に連携をおこない、さらに大学病院からの全面的な支援を受けて、一時的な中断はあったものの、リモートで継続して実施することができた。しかし、調査についてはリモートでの関わりという性質上、実施困難な状況が続いている。また、地域治療機関との連携については月1回程度、継続実施できている状況であるが、こちらも部分的な中断が生じている。本来は2021年3月までの研究であったが、本来予定していた研究が遂行できず、データも集められなくなってしまったため、研究期間のさらなる1年間延長を申請し、制限のある中で実施可能な研究を実施する予定である。 昨年度(2021年度)は、感染症流行下でも徐々に大学病院での外来も再開され、院内形成外科・歯科・看護師・社会福祉士との密な連携の下で、産科・地域治療機関との連携のあり方について検討を行った。今年度はこれまでの知見を国内外の学会等で発表していく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

2020-21年度は新型コロナウイルス感染症流行の影響を受け、感染予防のために大学病院での対面での調査研究および心理学的支援がほぼ不可となってしまった。このため、本来は2022年3月までの研究であったが、本来予定していた研究が遂行できず、データも集められなくなってしまった。そこで研究期間のさらなる1年間延長を申請し、制限のある中で実施可能な研究を実施する予定である。

今後の研究の推進方策

新年度(2022年度)は、新型コロナウイルス感染症の影響下でも継続してできる研究について、実施する予定である。予定していた唇顎口蓋裂についての県内産科医の対応のあり方の把握については、院内での調査が可能かどうか状況を見極めつつ、可能な範囲で取り組む予定である。また、現状、もとめられているリモートでの心理学的支援や連携のあり方についても、検討を行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルス感染症流行に伴い、本来予定していた調査の遂行が困難になった。今後は感染症流行の状況を見ながら、実施可能な研究について各所と相談しながら実施する予定である。

備考

本研究で得られた知見をもとに、日本心理学会研修委員会主催のアピアランス問題についての心理社会的支援研修会の企画および講師を勤めた。

URL: 

公開日: 2022-12-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi