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2023 年度 研究成果報告書

顔貌の特異性が先天性疾患児と養育者に与える長期的影響の解明と心理学的支援開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18K18661
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分9:教育学およびその関連分野
研究機関共愛学園前橋国際大学

研究代表者

松本 学  共愛学園前橋国際大学, 国際社会学部, 教授 (20507959)

研究分担者 齋藤 昌利  東北大学, 医学系研究科, 教授 (00451584)
菅原 準一  東北大学, 医学系研究科, 名誉教授 (60280880)
今井 啓道  東北大学, 医学系研究科, 教授 (80323012)
三浦 千絵子  東北大学, 大学病院, 医員 (80509240)
遠藤 利彦  東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (90242106)
本島 優子  山形大学, 地域教育文化学部, 准教授 (10711294)
研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2024-03-31
キーワード唇顎口蓋裂 / アピアランス / 先天性疾患 / 心理社会的支援 / 可視的差異
研究成果の概要

先天性疾患における顔貌の特異性が養育者・患児に与える影響を発達の早期段階から縦断的に調査するとともに、得られた知見による臨床発達心理学的支援開発を目的とした。地域産院と東北大学病院唇顎口蓋裂センターとのネットワーク構築をめざし、産科医が出生前診断において口唇裂口蓋裂の発見と対応について意識調査を実施した。 また、支援プログラム開発をめざし英国St Thomas Hospitalの口唇裂口蓋裂治療チームを訪問し、多職者連携による医療的・心理学的支援の実際を視察し、東北大学病院での支援に反映した。調査の知見については国際口蓋裂学会及び日本口蓋裂学会等で発表した。

自由記述の分野

臨床発達心理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

英国St Thomas Hospitalの口唇裂口蓋裂治療チームでの多職者連携による医療的・心理学的支援を視察して、その知見を元に予防的・発達的視点での支援の考え方を見出し、また口唇裂口蓋裂の出生前診断と対応についての産科医の意識調査を実施し、東北大での患児・家族の支援に反映させたことは今後のこの領域の支援の充実につながる重要なものであった。新型コロナウイルス流行のため、調査の限界はあったが、オンラインでの活動は今後の心理臨床や支援の可能性を開いた。研究全体を通し、患児・家族が治療はもちろん、安心して生活できるための支援を発展させる端緒となった。

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公開日: 2025-01-30  

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