研究課題/領域番号 |
18K18675
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
森 朋子 関西大学, 教育推進部, 教授 (50397767)
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研究分担者 |
脇田 貴文 関西大学, 社会学部, 教授 (60456861)
紺田 広明 福岡大学, 公私立大学の部局等, 講師 (60734077)
上畠 洋佑 新潟大学, 教育・学生支援機構, 准教授 (00757271)
畑野 快 大阪府立大学, 高等教育推進機構, 准教授 (50749819)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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キーワード | IR / 大学教育 / フィードフォワード型 / クラスター分析 / 学生のメタ認知 / 主体性 / 自律性 |
研究実績の概要 |
関西大学Aにおいて収集したデータをデモデータとして個人情報を削除したものを基本データとして,6年分のものをクラスター分析を行った結果をチームで検討した。また2014年度入学生の1年から4年までのデータを用いて決定木分析を行い,何がつまづきの原因になりえるのか,について探索的に分析した結果,複数の決定因子を抽出した。 この因子が有効かどうかについて,同じ人文社会科学系のB学部に関しても分析を開始したが,同様の因子が抽出されなかったことから,カリキュラムの内容や構造に大きく影響されることが明らかになった。A学部においては,実際に未来予測型のデータ分析を基盤に,一般的なアドバイスをら学生に提示することで,行動変容につながっていくのかについての別調査を関西大学C学部を中心に,入学時調査実施後,個別にポートフォリオ内で閲覧できるようなシステム開発を行ったが,その事後アンケートに関しては新型コロナウイルス禍のため,実施することが出来なかった。現在もまだ授業が再開していないことから,昨年度の調査は実施せず,今年度のデータで分析することが可能かどうかを検討中。なお研究代表者が本年度に関西大学より転出したことから,データをこれまで同様に研究対象とできるのかどうかについては問い合わせをしており,同時に転出先の大学で同様な研究ができる可能性があるのかを探索中である。 (株)ベネッセコーポレーションとの研究協力の可能性があったが,今現在では研究チームのみで進めて行く。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス禍にてポスト調査が実施できなかった。また研究代表者の所属が変更になったことから,データの扱いに関して協議を行っている。
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今後の研究の推進方策 |
所属変更に伴い,転出先の高等教育機関において,同様な研究が可能かどうかに関して原義を挙げる予定である。人や調査に関する倫理委員会が学内に組織として設置がないことから,今現在,手続きの方法を検討しているところである。
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次年度使用額が生じた理由 |
クラスター分析を基盤としてシステム構築をする予定だったが,学内の経費と研究チームの尽力により自前で開発できたため。またオーストリア・ウイーン大学への研究視察がコロナ禍を理由に注意となった。
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