透過型X線撮像装置は物質の内部を非破壊で観察できることから様々な分野で活用されている。医療分野では依然としてX線診断は、各レベルの診断で重要な役割を果たしている。また、最近では製品の安全、安心、信頼性への関心が非常に高まっている。安全・安心な社会の実現のためには、医療用としては低被爆線量と高精度診断の両立、非破壊検査装置としては検査精度の向上と低コスト化を両立し、多様な要求に答えていく必要がある。 本研究では申請者が提案する独自の構造化X線光源を用いた新たな透過型X線撮像法の実証を目的とする。従来光源と比べ様々な点で優位性があるため、従来光源を置き換えていく破壊的技術になると考えている。
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