CO2メタン化がCO2削減法として期待され、H2とCO2からCH4を生成するサバティエ反応が用いられている。ここではH2/CH4 プラズマと触媒の併用により、従来にない高スループット反応を低温で実現することを目指している。ここでは、以下の成果を得た。(1)低圧H2/CH4プラズマと触媒を併用したCO2メタン化プロセスにおける反応律速段階が触媒温度により、低温では気相反応、高温では表面反応律速であることを明らかにした。(2)ガス流速や水素濃度、パルス放電のduty比が重要な放電パラメータであることを明らかにし、気相反応の促進により表面反応が活性となる温度を低減可能であることを示した。
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