研究課題/領域番号 |
18K18795
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分17:地球惑星科学およびその関連分野
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研究機関 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 |
研究代表者 |
伊藤 元雄 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 超先鋭研究開発部門(高知コア研究所), グループリーダー代理 (40606109)
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研究分担者 |
富岡 尚敬 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 超先鋭研究開発部門(高知コア研究所), 主任技術研究員 (30335418)
上椙 真之 公益財団法人高輝度光科学研究センター, 分光・イメージング推進室, 主幹研究員 (20426521)
癸生川 陽子 横浜国立大学, 大学院工学研究院, 准教授 (70725374)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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キーワード | 小惑星リュウグウ / 同位体イメージング / 多機関連携分析 |
研究成果の概要 |
惑星探査によりもたらされた地球外物質に含まれる地球外有機物と含水鉱物がもつ「太陽系が形成された46億年前の情報」を得ることで、太陽系形成史において解明されていない(1)有機物の起源と進化、(2)太陽系初期の水と地球の水との関連性、そして(3)有機物と共存する鉱物間の関連性の全体像を探求する。その実現のために、「大気非曝露ナノ領域試料加工・分析システム」の構築を行った。汎用的なサンプルホルダーと輸送容器の開発、分析順序の検討、蒸着を含めたサンプル準備、機器ごとに与える試料への影響の評価、炭素質隕石を「はやぶさ2」模擬試料として用いた多機関横断型ナノ領域試料加工・分析システムの高度化を実施した。
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自由記述の分野 |
惑星物質科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、2020年に地球に帰還する小惑星リュウグウからのサンプルを複数の研究機関が連携して分析するための基礎的な分析研究基盤の確立を実施した。得られた試料を高解像度・高感度で分析することで、地球に大量に存在する水や有機物の起源の解明が期待できる。確立した個々の分析法や機関間連携分析の技術は、異分野の学術領域や医装薬、先端材料の分析などに利活用できるなど、社会的にも大きな意義を持つ。
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