ダイラタント流体として水溶き片栗粉に対する重錘自由落下実験を行い衝撃力緩衝効果を確認した。比較対象として,橋梁分野でよく用いられている天然ゴムを用いた。ダイラタント流体は,衝突物体を流体中で制止させることができれば,天然ゴムよりも優れた衝撃力緩衝効果を示すが,本実験の範囲内では,実橋梁に設置するためには少なくとも天然ゴムのサイズより3倍以上のサイズのダイラタント流体を設置しないといけないことがわかった。 数値解析においては,OpenFoamを用い,非圧縮性流体である水に水を落とした場合の容器底面の荷重については再現でき,水面形状も妥当な結果を得られた。
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