研究成果の概要 |
本研究計画では新規強誘電体ナノ粒子の開発を目的として水熱合成法による酸化ハフニウム(HfO2)および酸化ジルコニウム(ZrO2)ナノ粒子の合成ならびに原子分解能走査透過型電子顕微鏡(STEM)解析を行った。HfO2、ZrO2、Hf(1-x)ZrxO2の結晶性ナノ粒子を合成することに成功した他、「2段階アフィン変換法」を開発し、STEM解析における誤差を大幅に低減することに成功した。また、本手法を一部適用することでチタン酸バリウムナノ粒子中のマルチドメイン構造を原子スケールで直接同定することに成功した(Sato et al., ACS Appl. Nanomater., 2019.)。
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