研究課題/領域番号 |
18K19201
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分39:生産環境農学およびその関連分野
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
鷹野 敏明 千葉大学, 大学院工学研究院, 名誉教授 (40183058)
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研究分担者 |
大矢 浩代 千葉大学, 大学院工学研究院, 助教 (00241943)
中田 裕之 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (30345011)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2024-03-31
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キーワード | 浮遊虫 / 高分解能レーダ / ミリ波 / リモートセンシング / 飛来害虫 / 大気現象 / 雲レーダ / 虫採集 |
研究成果の概要 |
高感度高分解能ミリ波レーダ FALCON-Iを用いて、大気浮遊物を検出・計数・解析した。その結果、大気浮遊物は好天時は上空 1.5km 程度まで上昇分布していること、空間分布は 10m立方あたり数個で冬季は他の季節より 1/5 程度であること、高度300m 付近の係留気球で採取された浮遊昆虫は0.4~2mmの大きさであり、それらは確実に FALCON-I で検出できていること、などが明らかになった。
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自由記述の分野 |
電波理工学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大きさが1mm 程度の大気浮遊昆虫をリ モートセンシングで一匹一匹捉え解析したのは一連の本研究が世界初である。ウンカやクモ類であるハダニなど 1-2mm の虫は、移動特性などが解明されておらず、本研究は飛来害虫の監視や昆虫の生態研究を変革する可能性があり、学術的・社会的意義が大きい。本研究をもとに、日本の重要な輸出産品になりつつあるコメや果物などの農産物の安全性がさらに高まるなど、波及効果が期待できる。
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