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2020 年度 研究成果報告書

新規長期1細胞追跡法を用いた全能性状態の継時的計測と全能性幹細胞の樹立

研究課題

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研究課題/領域番号 18K19275
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分42:獣医学、畜産学およびその関連分野
研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

堀江 恭二  奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (30333446)

研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2021-03-31
キーワード全能性 / 幹細胞 / ES細胞 / iPS細胞 / 再生医学
研究成果の概要

本研究では、マウスまたはヒトの全能性状態を蛍光蛋白で可視化して継時的に観察し、全能性状態を制御する要因を解明するとともに、全能性状態を安定に保つ全能性幹細胞を樹立することを目指した。全能性状態の可視化には、全能性状態での発現上昇が既に報告されているマーカーを用いた。また、我々が新規に特定した、未分化状態で発現が変動する遺伝子についても、全能性状態との関係性を評価した。特に、後者の遺伝子については、発現変動を制御する転写因子群を、CRISPR/Cas9による遺伝子破壊実験により特定した。

自由記述の分野

細胞生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

「全能性幹細胞」とは、全ての細胞に分化誘導が可能で、かつ、安定的に培養できる細胞を意味する。これまで、ES細胞、生殖幹細胞、神経幹細胞など、様々な幹細胞が樹立され、幹細胞状態の理解や再生医療に役立ってきたが、「全能性幹細胞」の樹立は極めて遅れている。本研究では、マウスとヒトの両方において、全能性状態の検出系の開発と全能性状態の誘導を試みた。マウスを用いた実験は、初期胚実験を自在に行える点で利点があり、一方、ヒト細胞を用いた実験は、再生医療を指向した研究を行う上で必須である。今後、マウスとヒトの各々の実験系の利点を生かしながら、哺乳動物の全能性の共通原理の解明と再生医療への応用を目指したい。

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公開日: 2022-01-27  

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