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2019 年度 研究成果報告書

高速原子間力顕微鏡と高度画像解析の融合による近原子分解能AFM画像への挑戦

研究課題

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研究課題/領域番号 18K19287
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分43:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野
研究機関金沢大学

研究代表者

柴田 幹大  金沢大学, ナノ生命科学研究所, 准教授 (80631027)

研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2020-03-31
キーワードタンパク質 / バイオイメージング / 原子間力顕微鏡 / 画像解析
研究成果の概要

本研究は、生体分子のナノ動態を撮影できる高速原子間力顕微鏡(高速AFM)と、単粒子解析法やディープラーニングによる画像解析を融合し、タンパク質部位の揺らぎ・構造変化を定量化できる画像解析システムの構築を目指した。具体的には、高速AFM動画にMotionCor2を適用し、サブナノメートルの精度で約200枚のAFM画像をドリフト補正することに成功し、その積算画像を得た。積算画像では、タンパク質の動きの少ない部位は空間分解能が向上する一方、揺らぎの大きな部位は分解能が下がり、これを利用してタンパク質内のどの部位が、どの程度の揺らぎを持つのかを定量化することが可能となった。

自由記述の分野

生物物理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ほとんど全ての生命現象はタンパク質の作用に基づいており、それ故、タンパク質がはたらく仕組みを理解することは、生命科学において非常に重要である。近年の生命科学において、タンパク質の機能発現には、タンパク質部位の“動き”や“揺らぎ”が重要であることが報告され、真にタンパク質の仕組みを理解するには、動きまで含めた動的な構造解析が必須である。本研究は、タンパク質のナノ動態を直接可視化できる高速AFM画像に対し、様々な画像解析を適用するシステムを構築したことにより、高速AFM画像において、これまで見過ごしていたタンパク質の”揺らぎ“に関する情報をより客観的な解析により引き出せるようになった。

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公開日: 2021-02-19  

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