• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 研究成果報告書

鳥類の性決定にはたらくnon-coding RNAの解析

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18K19317
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分44:細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
研究機関北海道大学

研究代表者

黒岩 麻里  北海道大学, 理学研究院, 教授 (20372261)

研究分担者 水島 秀成  北海道大学, 理学研究院, 助教 (20515382)
研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2021-03-31
キーワードウズラ / Z染色体
研究成果の概要

鳥類は古くからW染色体上に性決定因子があると考えられているが、未だ同定されていない。その理由として、W染色体上のnon-coding RNAが性決定に関与しているからではないかと着想した。本研究は鳥類の性決定メカニズムを明らかにするために、性決定に働くW染色体上のncRNAを同定し、ゲノム編集による機能解明を目指す。鳥類の性決定は、家禽産業に直結する重要な生命現象であり、その分子メカニズムを解明することは、当該分野の命題である。しかし、ニワトリを用いた実験は長い時間を要し、解析が極めて困難である。そこで、性成熟の早いニホンウズラを用いた研究を計画し、鳥類では困難とされている機能解析を実現する。

自由記述の分野

発生生殖学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ニワトリは有用な経済動物(家禽)である。卵を産むのはメスであり、肉は体が大きく発達するオスから得るのが効率よい。鳥類の性決定メカニズムを解明することは、家禽産業に直結する重要な基礎研究となる。加えて、産まれてくる雛の性比を人為的にコントロールできる産業価値の高い応用研究に発展する可能性もあり、大きなインパクトを有する。しかし鳥類の性決定研究は大きな遅れをとっており、その理由として、TGニワトリの作出やノックアウト個体作出には長い時間を有し、極めて困難であることが挙げられる。そこで本研究はこの難題を克服すべく、ニワトリよりも小型で、性成熟の早いニホンウズラを用いる。

URL: 

公開日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi